ジェニファー・リー Jennifer Lee
Image: Jennifer Lee, Pale, flashing haloed granite olive bands, tilted shelf,
2018, ceramic, H25.5 × W14.3 × D12.7 cm
現代美術艸居 古門前本店においてジェニファー・リーの個展が開催中だ。
2015年の日本初個展「ジェニファー・リー信楽・ロンドン:旅の軌跡と蓄積」に引き続き、艸居において2度目の個展。
ジェニファー・リーは、1956年スコットランドのアバディーンシャー生まれ。
1975-1979年エディンバラ大学で陶芸とタペストリーを学び、その後、米国旅行の奨学金を受けて8ヶ月滞在。
西海岸の現代陶芸や南西に位置するアメリカインディアンの先史時代の陶芸を研究。
1980-1983年ロイヤルカレッジでは、色土を使った手捻り形成の制作方法を築く。
スコットランドとスウェーデンの美術館で回顧展を開催。
作品は大英博物館、ヴィクトリア&アルバート美術館、ストックホルム国立美術館、ロサンジェルスカウンティー美術館、メトロポリタン美術館など、40以上の美術館に所蔵されている。
1994年に初来日。
2009年にはイッセイミヤケによる展覧会「U-TSU-WA」展が21_21 DESIGN SIGHT で開催された際、ジェニファー・リーの器が大きな水面に幻想的に浮かべられた。ちなみにインスタレーションは建築家の安藤忠雄が手がけた。
2014-2015年と招聘作家として滋賀県立陶芸の森で滞在制作。
ささま国際陶芸祭への参加、益子陶芸美術館での展示など、日本との関わりを深めて行く。
2015年、艸居で行われた初個展出展作品から大型の作品2点が兵庫県陶芸美術館のコレクションとなる。
2018年5月、権威有る第2回ロエベ・クラフト・プライズ賞を受賞。
ジェニファー・リーは釉薬を使うのではなく、窯に入れる前に酸化金属を土に混合して色付けをするという独自の手法を編み出した。
色と形が融合する独特のスタイルを確立し、その作品にはファンが多い。
この展覧会では新作の壺10点、陶版1点、湯呑み16点、ドローイング8点を展示。
11月3日のオープンと同時にほとんどの作品が売約済みとなる。
が、次の作品が出来上がるまで待つのも楽しみだ。
会期中は、作品は鑑賞できるので、ぜひお見逃しなく。
会期
2018(平成30)年11月3日(土)- 12月8日(土)
会場
現代美術 艸居
〒605-0089 京都市東山区元町381-2
開廊時間
10:00 - 18:00
休廊日
日曜日・月曜日 (盆 ・正月)
住所
<現代美術 艸居>
〒605-0089
京都市東山区古門前通大和大路東入ル元町381-2
(大和大路通から古門前通を東に入り5軒目です)
TEL: 075-746-4456
FAX: 075-746-4457
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