伝統工芸企画展
赤膚焼・奈良一刀彫・奈良漆器・・・悠久の美と技
Nara’s Traditional Crafts―
Akahadayaki Pottery, Nara Itto-bori Carving and Nara Lacquerware
北村大通(きたむらだいつう)「螺鈿平脱八稜飾箱」(らでんへいだつはちりょうかざりばこ) 昭和54(1979)年 奈良県立美術館蔵
日本文化の源流の地である奈良では、古くから優れた工芸品の制作が盛んであった。
その歴史に裏打ちされた精緻な技は、日本の伝統文化として脈々と受け継がれて来た。
その結果これらの文化に支えられ、高い芸術性を備えた工芸品が多く生み出されたのだ。
美術的にも優れた奈良の伝統工芸、赤膚焼・奈良一刀彫・奈良漆器に関する展覧会が、
奈良県立美術館で開催中だ。
伝統工芸の「これまで」と「現在」の比較展示しており、大変わかりやすい。
近世・近代の匠たちが生み出した名作と、いま活躍する作家たちの力作による美の競演。
お見逃しなく。
☆[展示内容・主な展示作品]
1 過去の名作と現代作品の競演
美術的にも優れた奈良の伝統工芸として赤膚焼・奈良一刀彫・奈良漆器を取り上げ、近世~近代の名作と現在活躍中の作家の作品とを比較展示。
2 三分野160点を超える作品が一堂に
赤膚焼・奈良一刀彫・奈良漆器の三分野から、近世~近代の作品約100点と力量・実績のある作家の作品約60点を一堂に展示。(会期中展示替えあり)
3 奈良の伝統工芸の歴史と未来への展望
奈良の伝統工芸の歴史と現在を紹介し、脈々と受け継がれる伝統工芸の価値を広く共有する展示構成。
各分野の歴史や広がりを紹介する作品として、柳沢堯山関係資料、「春日若宮御祭礼絵巻」
(江戸時代 春日大社蔵)、「八足案」(江戸時代 春日大社蔵)など、関連作品を約20件展示。
奥田木白(おくだもくはく)「赤膚焼 蝉飾付唐茄子形花器」(あかはだやき せみかざりつきとうなすがたかき)江戸時代 公益財団法人 名勝依水園・寧楽美術館蔵 撮影:飛鳥園
☆[展示の構成]
1、 赤膚焼:茶道文化に育まれた「やきものの八宗兼学」
(1)赤膚焼のあゆみ
(2)名工・奥田木白
(3)近代の匠たち
(4)赤膚焼の現在
2、 奈良一刀彫:神事人形から伝統工芸へ~素朴な彫りと絢爛な彩色の調和~
(1)奈良一刀彫と春日若宮おん祭
(2)岡野松寿から森川杜園へ
(3)杜園の流れをくむ作家たち
(4)彫刻界との交流~竹林履中斎・寺瀬三楽・神箸東林~
(5)奈良一刀彫の現在
3、 奈良漆器:現代に伝える天平の精華~確かな技術伝承と創作への挑戦~
(1)奈良の漆、その伝統
(2)古器旧物の模造と「奈良漆器」
(3)奈良漆器の現在参考
開催場所
奈良県立美術館
お問合わせ先
0742-23-3968 (奈良県立美術館)
会期:2018年1月27日(土曜日)~3月25日(日曜日)
開館時間:午前9時から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
休館日:毎週月曜日 ※ただし2月12日(月曜日・振休)は開館、翌13日(火曜日)は休館
観覧料: 一般400(300)円 大・高生250(200)円 中・小生150(100)円 ※( )内は団体料金(20人以上)
*次の方は無料でご観覧可。
・65歳以上の方
・身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳をお持ちの方と介助の方1名
・外国人観光客(長期滞在者・留学生を含む)と付添の観光ボランティアガイドの方
・教職員に引率された奈良県内の小・中・高校及びこれに準ずる学校の児童・生徒
・毎週土曜日は、奈良県内・県外を問わず小・中・高校及びこれに準ずる学校の児童・生徒
[主催] 奈良県立美術館
[協力]奈良県工芸協会
[後援]NHK奈良放送局、奈良テレビ放送株式会社、株式会社奈良新聞社、西日本旅客鉄道株式会社、
近畿日本鉄道株式会社、阪神電気鉄道株式会社、奈良交通株式会社、奈良県商工会議所連合会、奈良県商工会連合会、奈良県中小企業団体中央会、株式会社南都銀行、(一社)日本旅行業協会、(一社)全国旅行業協会、(一社)国際観光日本レストラン協会、(一財)奈良県ビジターズビューロー、 (公社)奈良市観光協会、奈良県旅館・ホテル生活衛生同業組合
☆奈良県立美術館URL
http://www.pref.nara.jp/11842.htm
■美術講座「奈良の伝統工芸・これまでと現在」
講師:奈良県立美術館学芸員
3月18日(日曜日)13時30分~14時30分
会場:レクチャールーム 定員80席・要観覧券・当日先着順(30分前開場)
■ギャラリートーク(奈良県立美術館学芸員による)
3月17日(土曜日)
14時00分~15時00分 会場:展示室 要観覧券
[連携展示]当館ギャラリー 観覧無料
NPO法人文化創造アルカによる「奈良きたまちの古今拝見」
奈良きたまちに点在する歴史的なスポットをパネルで紹介。美術館からすぐにおでかけしたくなる
「きたまちジオラマ」とカフェや施設などの情報をまとめた「奈良きたまちいいとこマップ」も無料配布。
[連携イベント]
会期中に、奈良きたまちでちょっとオトクなサービスが受けられる「きたまちちょっとおトクなガイドブック」 を館内に配備。
ガイドブックで紹介するお店で「美術館シール」をもらい、引き換え期間中に当館でご提示いただくと、美術館でも特典が受けられる。
☆読者プレゼント
10組20名様にご招待券 プレゼント
あて先 :loewy@jg8.so-net.ne.jp に
件名:展覧会名と会場名
本文:ご住所、お名前
をお書きの上どしどしご応募下さい。
締切:http://art-news-jp.jimdo.comにてUPした翌日の午前零時
発送をもって当選と代えさせていただきます。
☆ご意見・ご要望・ご感想のお願い
よりよいサイトづくりのため、読者の皆さまからのご意見を常時受け付けております。
あて先 :loewy@jg8.so-net.ne.jp に
件名:アートニューズ ご意見・ご要望・ご感想
とお書きの上、ご意見・ご要望をお送り下さいませ。
お待ちいたしております。
☆お知らせ
いつもご愛読下さいまして、まことにありがとうございます。
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