万博記念公園 螢の夕べ
写真提供 大阪府
大阪府吹田市に位置する万博記念公園。その日本庭園 西地区流れにおいて、「螢の夕べ」が開催中だ。
国立民族学博物館の展覧会「ビーズ―つなぐ・かざる・みせる」の取材に訪れたのち、バラ園を拝見していた。
その記事は、以下で記しているので参照されたし。
https://art-news-jp.jimdo.com/2017/06/01/開館40周年記念特別展-ビーズ-つなぐ-かざる-みせる-special-exhibition-beads-in-the-world/
http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2017-06-01
日本庭園の看板が見えたので近づいてみると、入口の係員の女性のかたが「螢の夕べが今晩、ありますよ。21時半まで開いています。」と優しく教えて下さった。
さっそく、広報のかたにお聞きしてみようと教えていただいた公衆電話まで行き、バッグを置いたとたん、先ほどの係員のかたが、走って来て下さり、「ちょうど今、担当者が来ました。」と教えて下さった。
何と親切なこと。また、息せき切って走って来て下さったことに感激した。
国立民族学博物館も万博記念公園の中に位置しているので、博物館も公園も同時に楽しめることをぜひ多くの人に知っていただきたい旨を述べると、急な依頼にも関わらずその場ですぐ説明を始めて下さった。スムーズに説明をなさるさまは、すべて頭の中に入っていて熟知していることが、感じられた。
蛍の保護はしているが、「養殖」はしておらず、自然に任せているという。
入口の係員から広報担当者までにスムーズな引き継ぎといい、説明といい、その一連の対応には目を見張るものがあった。
暗くなってから、日本庭園に入るとたくさんの淡い光だ。
初めの2匹に見とれていると、「まだまだ、滝のところにいっぱいいますから。」と広報担当者の声が・・・。
鑑賞していると、一匹の蛍が5歳くらいの男の手の平に止った。
「冷たい?温かい?」と聞くと、そっと筆者の手の平に置いてくれた。
びっくりしたが、生まれて初めて筆者の手の平に蛍が止ったという貴重な体験をさせていただいた。
その男の子に蛍を返すと、男の子はそっと手の平を広げ、蛍は飛び去った。
このケースでは蛍が男の子に止ったのだが、捕獲は禁止されているので、注意されたし。
また、8歳くらいの女の子が、「蛍っていいねえ。」と父親に言っていた。
「そう?」と言いながら、父親は連れて来てよかったという顔をしていた。
今年74歳になるというご婦人は、「蛍が見たいと思って探したら、ここしかなかったので、娘に言うて連れて来てもらったんよ。ここにはゲンジボタルとヘイケボタルの2種類いるようや。光り方が違うもの。ゲンジボタルは、光が強い。ヘイケボタルは、弱い感じ。また、光る季節がそれぞれ違うので、2種類同時に光るのは珍しいわ。私が小さい時、おばあさんに習ったことやけど。
昔は、ネギ坊主の茎に蛍を入れてその光を透かして見ながら家に帰ったもんや。そんで家では蚊帳の中に蛍を入れて光を楽しんだんやで。あんたもお母さん、連れて来てあげて。」と筆者に語った。
帰りがけ、広報のかたに確認すると、ここにはゲンジボタルとヘイケボタルの2種類いるとのこと。
あのご婦人がその祖母に習ったことは正しかった。いかに子供の頃の体験や学んだことが大きく、長い年月を経ても忘れず、実になっているいい例だ。
【ホタルの特徴】
ゲンジボタル:体が大きく、強い光を発する。
ヘイケボタル:体が小さく、弱い光を発する。主に草むらの中で光る。
蛍を鑑賞していると、優しい気持ちになれる。
それは、筆者だけでなく訪れる人みんなであろう。
外国人の姿も見受けられ、国際色も豊か。
万博記念公園 日本庭園は、1970年アジア初の万国博覧会である日本万国博覧会に政府出展施設として、日本の造園技術の粋を集めて造られた名園だ。
その広大さには驚かされるくらいだ。庭とはいえ、緑がすがすがしい空気をつくり、マイナスイオンがいっぱいで大変気持ちいい。
子供たちにとってもいい体験。大人になってからは、童心に帰り、いい思い出を懐かしめる。
坂はあるが、弊社から自転車で吹田に物件を購入して、心からよかったと感じられた。
6月11日(日曜日)まで。 お見逃しなく。
日時
平成29年5月27日(土曜日)から6月11日(日曜日)まで
※荒天中止
21時30分まで開園時間を延長 (入園は21時まで)
【入園ゲートのご案内】
16時30分以降の入園は、自然文化園中央口と日本庭園前ゲートのみ。
【駐車場のご案内】
日本庭園前駐車場、中央駐車場のみ20時30分まで入庫時間を延長。
場所
日本庭園 西地区流れ
※日本庭園 東地区は17時までの開園。
問合せ 06-6877-7387 万博記念公園総合案内所
※雨天時の開催確認は、当日15時以降にホームページにてご確認のこと。
※会場内でのカメラ・ビデオ・携帯電話等による撮影は禁止。
利用料金
※自然文化園と共通料金
個人(一般)
大人 250円
小中学生 70円
団体 20人から199人まで
大人 200円
小中学生 60円
200人以上
大人 180円
小中学生 50円
学校団体
小・中・高校生 70円
回数券
11枚つづり 2,500円
一般個人は券売機で、その他は団体窓口でお求めのこと。
•学校団体は、20人以上の高校・中学・小学生の団体で、学校行事として、または引率者が同行する場合に限る。 引率者の方(先生)は無料。
•回数券は、入園券11枚つづり。有効期限は1年間。
•国立民族学博物館・大阪日本民芸館の観覧券は、券売機でもお求め可。団体の方は、団体窓口でお求めのこと。
•障がいがある方、被爆者の方、特定疾患及び小児慢性特定疾患がある方とその介助者の方(被介助者1名につき1名)は入園が無料。窓口で「身体障がい者手帳」「療育手帳」「精神障がい者保健福祉手帳」「被爆者健康手帳」「特定疾患医療受給者証」または「小児慢性特定疾患医療受給券」をご提示のこと。
また、ひとり親家庭世帯員の方は入園が無料。遺族年金等公的年金または児童扶養手当を現に受給しているひとり親家庭の方で都道府県知事等の発行した証明書をご提示のこと。
☆万博記念公園 螢の夕べ ホームページ
http://www.expo70-park.jp/event/13771/
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