アニエスベー
フォトコレクション
amour,amours...dans ma collection de photographies agnès b.
日本初公開!
撮影すべて 浦 典子
「KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭」は、世界屈指の文化都市・京都を舞台に開催される、日本でも数少ない国際的な写真祭だ。
今年で5回目を迎え、京都の春の「風物詩」といえる存在になって来た。
今までのKYOTOGRAPHIE京都国際写真祭については以下で記しているので参照されたし。
http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2015-05-04-1
https://art-news-jp.jimdo.com/2016/04/26/kyotographie-京都国際写真祭/
http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2016-04-27
今年の「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2017」の記事を書いたところ、読者のかたがたから、「アニエスベー フォトコレクション展」もまた別に紹介してほしいとのメッセージを多数受けたのだ。
https://art-news-jp.jimdo.com/2017/04/21/kyotographie/
http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2017-04-21
そこで、さっそく取材に伺った。
この展覧会は、「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2017」とのゴールデンウィーク特別共同企画として、美術館「えき」KYOTOにて行なわれているスペシャルエキジビション。
美術館「えき」KYOTOは、エッジの利いた展覧会が開催されることで定評があるのだ。
アニエスベー(agnès b.)は、1975年にファッションブランドを設立以来、世界中の人々を魅了してやまないフランスが誇る世界的デザイナーだ。
アニエスベーは、ファッションに限らず、アートや映画、音楽との関わりも深く、有名無名に関わらず、多くのアーティストと様々なプロジェクトを世に生み出している。
映画製作会社「Love Streams Productions」をパリに設立し、2013年には、家庭に問題のある11歳の少女と60歳のスコットランド人男性が偶然出会い、男性が運転するトラックに乗って旅をするロードムービー『わたしの名前は…』(原題:Je m'appelle Hmmm...)を本名のアニエス・トゥルブレ(Agnes Troublé)名義で自ら監督した。
この作品はヴェネツィア国際映画祭でプレミア上映され、第14回東京フィルメックスでも特別招待作品となった。
また、非営利財団および基金「アニエスベーとして知られるアニエス・トゥルブレ」(Agnès Troublé dite agnès b.)の運営やパリのポンピドゥー・センター(Le Centre Pompidou)の近くに位置する「ギャラリーデュ ジュール」(Galerie du jour agnes b)では、数々の若手アーティストから著名アーティストの作品を展示する活動を行なっている。
また、コレクターとして、名だたる現代アートの作品の数々を多数所有していることでも有名。
「KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭」の2017年のテーマは、「LOVE」。
これにちなみ、展覧会では、彼女のアートコレクションの中から、さまざまな「LOVE」にまつわる写真作品約70点を展示されている。
作品は、自身がセレクトし、会場構成も自らが行うなど、アニエスベーの思いが込められた展覧会だ。
入口には、アニエスベーの思いが込められたメッセージが掲げられ、それぞれ写真家からアニエスベーへのサインが記された作品などが展示され、その交友に広さを物語る大変貴重な展覧会だ。
アンリ・カルティエ=ブレッソン、オリヴィア・ビー、デニス・ホッパー、ナン・ゴールディン、マーティン・パー、ライアン・マッギンレーら、錚々たるフォトグラファーの作品群には、圧倒される。
先日、東京で行われたデヴィッド・ボウイの展覧会も大盛況であったが、偉大なアーティストが芸術に対する造詣が深く、多くのアート作品を所有していることが、アニエスベーにも当てはまる。
また、京都が一年でもっとも美しいこの春の季節。
アニエスベーが選んだ作品の数々を堪能できる。彼女のセンスを体感しよう。
日本初公開。
ぜひ、お見逃しなく。
☆アニエスベー
フランス・ヴェルサイユ生まれ
ファッションデザイナー。美術館学芸員をめざし、ヴェルサイユ美術学校に通うほどアートに関心が強かった。1964年からファッション誌「ELLE」の編集部で働く。1975年にファッションブランドを立ち上げ、世界中に店舗を展開。チャリティー活動も精力的に行っており、非営利財団および基金「アニエスベーとして知られるアニエス・トゥルブレ」や「ギャラリー デュ ジュール」を設立。アニエスベーのアートコレクションの管理と一般公開を行うと同時に、芸術の文化のための公共施設を作ることを目的としたこの財団は、メセナ活動と文化・芸術活動、社会的人道的活動、エコロジーと環境保護における支援も行っている。
☆会期
2017年 4月26(水) ~5月14日(日)
開館時間
午前10時~午後8時(入館締切:閉館30分前)
入館料(税込)
当日
一般
900円
高・大学生
700円
小・中学生
500円
主催
美術館「えき」KYOTO、京都新聞
特別協力
アニエスベー
企画
KYOTOGRAPHIE一般社団法人KYOTOGRAPHIE
☆美術館「えき」KYOTO
http://kyoto.wjr-isetan.co.jp/museum/
☆アニエスベー 公式ウェブサイト
☆ギャラリーデュ ジュール」(Galerie du jour agnes b)
☆アニエスベーとして知られるアニエス・トゥルブレ(Agnès Troublé dite agnès b.)
http://europe.agnesb.com/fr/bside/section/engagements/humanitaire-social/fonds-de-dotation-ldquo-agnes-trouble-dite-agnes-b-rdquo
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