フィンランド独立100周年記念
フィンランド・デザイン展
100th Anniversary of Finland’s Independence Finnish Design2017
椅子《41 アームチェア パイミオ》アルヴァ・アアルト/1931−1932年/アルテック 個人蔵 © Artek
フィンランド独立100周年を記念し、フィンランド・デザインを紹介する展覧会が愛知県美術館に
おいて好評開催中だ。
一世紀もの長きにわたって、多くの人々に愛され続けているフィンランド・デザイン。
この展覧会では、独立以前の装飾芸術から現在までの約100年に及ぶフィンランド・デザインを
6つのセクションに分け、デザイナーを支え育ててきた企業や各時代の主要なデザイナーに焦点を当てて紹介。
フィンランドの伝統工芸と近代以前の装飾芸術から、ハッリ・コスキネン、 ヘイニ・リータフフタなどフィンランドにおいて現在活躍する第三世代デザイナーを紹介する、まさしくフィンランド・デザインの「総括」ともいえる展覧会だ。
フィンランドについて、筆者は以下などで記しているので参照されたし。
「特別展:森と湖の国 フィンランド・デザイン」
http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2013-01-13
http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2013-07-24
「フィンランドのくらしとデザイン展」
http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2013-02-24
「生誕100周年 トーベ ヤンソン展 ~ムーミンと生きる~」
http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2014-11-26-1
http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2015-04-27-1
http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2015-06-30
「トーベ・ヤンソン生誕100年記念 MOOMIN!ムーミン展」
http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2015-04-27
「ヘレン・シャルフベック――魂のまなざし」
http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2015-07-12
http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2015-09-09
「マリメッコ展―デザイン、ファブリック、ライフスタイルmarimekko -Design,Fabric,Lifestyle
布からはじまる北欧のくらし」
https://art-news-jp.jimdo.com/2016/03/14/マリメッコ展-デザイン-ファブリック-ライフスタイル/
http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2016-03-14
http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2016-11-15
「ムーミン絵本の世界展」
https://art-news-jp.jimdo.com/2016/12/20/ムーミン絵本の世界展-トーベ-ヤンソンの原作から-描きおろし新作絵本ができるまで-日本初公開
http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2016-12-20
テーブルウェア《ルノ》シリーズ ヘイニ・リータフフタ/2009年/アラビア © FISKARS
フィンランド・タンペレ・フィルハーモニー管弦楽団ももうすぐ日本にやって来る。
http://www.tamperefilharmonia.fi/en
新しいタンペレ市立美術館ムーミン博物館も2017年5月13日よりタンペレホールにて
リニューアルする。
日本人に敬意をもって接してくれるフィンランドの人達。高い教育を誇り、穏やかでシャイな国民性。
そして、突出したデザイン力。
彼らは、第二次大戦時、敗戦国となり、その後、不屈の精神で高い福祉国家となった。
筆者が、フィンランドで在住の日本人に話を聞くと、「日本には帰国して住むつもりはない、する必要がない。」と口を揃えたように言い切った。
そんな彼らのことが、筆者にはよく理解できる国なのだ。
国連は「世界幸福デー」の2017年3月20日、世界の155カ国を対象にした幸福度ランキングを発表した。
そのランキングで、フィンランドは5位。日本は51位。
さまざまな観点から日本人がフィンランドの人達から学ぶことは大きい。
丈夫で長持ち。補修パーツは永年キープ。
気に入ったものを大切に使う。
モノに対する愛情を感じるフィンランド・デザインのグッズたち。
この機会にぜひ名古屋に赴き、フィンランドの幸せの秘密を鑑賞していただきたい。
お見逃しなく。
☆見どころ
◆フィンランド・デザインの全貌
19世紀末から現在まで、実際にフィンランドの日常生活で使われている食器や家具、服飾などの他、グラフィックや陶製レリーフ、ガラスのオブジェなども紹介し、フィンランド・デザインの全貌を展示。
◆企業ブランドや各時代のデザイナーにこだわった展示
フィンランド・デザインにかかせないアラビア、イッタラ、アルテック、マリメッコなど、各企業が担ってきた役割を紹介。
また、各時代における優れたフィンランド・デザイナーたちに焦点をあて、彼らの特徴的な作品と人物像を展示。
◆実際に体験できる作品展示
フィンランド・デザインを代表するアルヴァ・アアルトやエーロ・アールニオなどの名作椅子に実際に座ることができる。
フィンランド・デザインのぬくもり、心地よさ、遊び心を体験できるのがうれしい。
椅子《パピー》エーロ・アールニオ/2003年 個人蔵 © Eero Aarnio
会期
2017年4月7日(金)~ 5月28日(日)
会場
愛知県美術館 [愛知芸術文化センター10階]
開館時間
10:00-18:00 金曜日は20:00まで
(入館は閉館30分前まで)
休館日
毎週月曜日
チケット料金
一般 1,200円(1,000円)
高校・大学生 900円(700円)
中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金。
※上記料金で、同時開催のコレクション展およびAPMoA Project, ARCHも鑑賞可。
※「身体障がい者手帳」「精神障がい者保健福祉手帳」「療育手帳」のいずれかをお持ちの方、また、その手帳に「第1種」または「1級」と記載のある方に付き添われる方は1名まで当日料金が半額。
美術館チケット売場にてお買い求めのこと。
【主催】
愛知県美術館、日本経済新聞社、中日新聞社、テレビ愛知
【協賛】
大伸社
【後援】
フィンランド大使館、フィンランドセンター
【特別協力】
フィンランド政府観光局、日本フィンランド協会、アルテック、イッタラ(フィスカース・グループ)、
スキャンデックス、タトル・モリ エイジェンシー、マリメッコ、ルック
【協力】
フィンエアー、フィンエアーカーゴ
【企画協力】
キュレイターズ
☆愛知県美術館ホームページ
http://www-art.aac.pref.aichi.jp
☆特設ウェブサイト
http://finnish-design2017.exhn.jp/index.html
☆記念講演会 「自然に学ぶデザイナーたちの暮らし」
講師: 森下圭子(ムーミン研究家)
日時: 2017年5月13日(土) 13:30-15:00
会場: アートスペースA (愛知芸術文化センター12階)
定員: 先着150名 ※申込不要・聴講無料。
☆ギャラリー・トーク(学芸員による展示説明会)
2017年5月13日(土)、5月14日(日)、5月20日(土)各回11:00-11:40
5月19日(金)18:30-19:10
※申込不要・聴講無料。観覧券をお持ちの上、開始時刻に美術館ロビーに集合。
☆読者プレゼント
5組10名様にご招待券 プレゼント
あて先 :loewy@jg8.so-net.ne.jp に
件名:展覧会名と会場名
本文:ご住所、お名前
をお書きの上どしどしご応募下さい。
締切:http://art-news-jp.jimdo.comにてUPした日の午前零時
送達対応いたします。
発送をもって当選と代えさせていただきます。
☆ご意見・ご要望・ご感想のお願い
よりよいサイトづくりのため、読者の皆さまからのご意見を常時受け付けております。
あて先 :loewy@jg8.so-net.ne.jp に
件名:アートニューズ ご意見・ご要望・ご感想
とお書きの上、ご意見・ご要望をお送り下さいませ。
お待ちいたしております。
※人物名の表記は、敬称略。
※画像および記事の無断転載禁止
☆お知らせ
いつもご愛読下さいまして、まことにありがとうございます。
皆さまからのあたたかい励ましのメイル、大変ありがたくうれしく思っております。
多くのかたからメイルをいただいておりますため、ご返信ができないこともございますが、何卒お許し下さいませ。
☆巡回予定
2017年7月22日(土) 〜 9月3日(日) 福井市美術館
2017年9月9日(土) 〜 10月22日(日) 府中市美術館
2017年10月28日(土) 〜 12月24日(日) 宮城県美術館
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