KYOTOGRAPHIE
京都国際写真祭2017
撮影すべて 浦 典子
被撮影者などには撮影および掲載許可済
「KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭」は、世界屈指の文化都市・京都を舞台に開催される、日本でも数少ない国際的な写真祭だ。
今年で5回目を迎え、京都の春の「風物詩」といえる存在になって来た。
今までのKYOTOGRAPHIE京都国際写真祭については以下で記しているので参照されたし。
http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2015-05-04-1
https://art-news-jp.jimdo.com/2016/04/26/kyotographie-京都国際写真祭/
http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2016-04-27
2017年のテーマは、「LOVE」。
京都の歴史的建造物やモダンな近現代建築の空間に展示されているのもこの写真祭の特徴だ。
会場を訪ねるうちに知らなかった趣きのある建築物に巡り合えるのも、うれしい驚きのひとつだ。
KYOTOGRAPHIEは、回を重ねるごとに好評を博し、第4回までに約25万0000人もの来場者を誇る。
昨年から一般社団法人KYOTOGRAPHIEになり、ますますパワーアップしている。
参加作家の国籍8カ国で、出展作家数はコレクション展を含めると約150名が参加している。
日本および海外の重要作家や貴重な写真コレクションを、京都という趣のある歴史的建造物やモダンな近現代建築の多い空間に展示するという、町を挙げての画期的なフェスティバルだ。
市内各所の画廊、カフェ、教育施設など約50の会場で、国内外の若手作家展を中心としたサテライトイベント KG+(ケージープラス)や、子どもから大人までを対象とした様々なパブリックプログラムも。
伝統工芸職人や最先端テクノロジーとのコラボレーションを実現するなど、京都ならではの特徴ある写真祭だ。
また、京都が一年でもっとも美しいこの春の季節に、約4週間にわたって開催されているKYOTOGRAPHIEは、ひとつの表現媒体であり、芸術的手法である「写真」への理解を深め、その可能性を伝えることを目的としている。
このKYOTOGRAPHIEでは数々の教育プログラムを実施し、子供から大人、アマチュアからプロ写真家まで、写真を通して、芸術や建築、歴史文化などの関連分野にも造詣を深めていけるよう取り組みもなされている。
☆プログラム
1. イサベル・ムニョス | Isabel Muñoz(スペイン)
「Family Album」「Love & Ecstasy」
2. ラファエル・ダラポルタ | Raphaël Dallaporta(フランス)
「ショーヴェ洞窟」
3. アーノルド・ニューマン | Arnold Newman(アメリカ)
「マスタークラス -ポートレートの巨匠-」presented by BMW
特別展示:BMW アート・カー by アンディ・ウォーホル
4. ロバート・メイプルソープ写真展 ピーター・マリーノ コレクション( アメリカ)
Robert Mapplethorpe Photographs from the Peter Marino Collection
「MEMENTO MORI」presented by CHANEL NEXUS HALL
5. ハンネ・ファン・デル・ワウデ | Hanne van der Woude( オランダ)
「Emmy’s World」
6. フランス国立ギメ東洋美術館・写真コレクション
Guimet National Museum of Asian Arts, Photographic collections
「Theater of Love」
7. 荒木経惟 | Nobuyoshi Araki(日本)
「机上の愛」
8. ジャダ・リパ | Giada Ripa(イタリア)
「The Yokohama Project 1867 - 2016」 presented by Ruinart
9. 殷 家樑(ヤン・カレン) | Yan Kallen(香港)
「Between the Light and Darkness | 光と闇のはざまに」
10. ルネ・グローブリ | René Groebli(スイス)
「The Eye of Love」
11. 山城知佳子 | Chikako Yamashiro(日本)
12. TOILETPAPER Maurizio Cattelan & Pierpaolo Ferrari( イタリア)
13. ザネレ・ムホリ | Zanele Muholi(南アフリカ共和国)
「Somnyama Ngonyama | 万歳、漆黒の雌ライオン」
ゴールデンウィーク 特別プログラム
14. agnés b. 写真コレクション | agnés b. Photographic Collection
「amour, amours -アニエスベー写真コレクション-」
☆情緒あふれる建造物にて、作品の世界観に触れられる。
両足院(建仁寺内)
通常非公開。京都府指定名勝庭園で池泉廻遊式庭園が有名。
荒木経惟
誉田屋源兵衛 黒蔵
通常非公開。京都室町で創業280 年を迎える老舗帯匠の蔵。
ロバート・メイプルソープ
京都文化博物館 別館
東京駅など明治の名建築を多数設計した辰野金吾が弟子と設計した、赤煉瓦の瀟洒な建築物。
ラファエル・ダラポルタ
二条城 二の丸御殿台所
通常非公開の重要文化財。フェスティバルにあわせ重要文化財「東南隅櫓」も初公開
アーノルド・ニューマン
ロバート・メイプルソープ(Robert Mapplethorpe)の作品を筆者が初めて鑑賞したのは、2014年3月26日〜7月13日に開催されていたパリのグランパレ(Grand Palais)の展覧会であった。
アート写真の巨匠とされ、ポートレイトや静物などを独特なスタイルの写真で表現している。
過激な切り口には驚かされたことがある。
http://www.grandpalais.fr/fr/evenement/robert-mapplethorpe
このKYOTOGRAPHIEでは、建築家ピーター・マリノのプライベートコレクションからロバート・メイプルソープの作品が展示されている。
3月に東京・銀座のシャネル・ネクサス・ホールで開催されたもの。
写真を通じて「愛」を共有すること。
何が自分にできるかを各自が考え、実行する大変いい機会だ。
ぜひ、お見逃しなく。
☆会期
2017年 4月15日 土 – 5月14日 日
☆[チケット情報]
パスポート
美術館「えき」KYOTOを除く全会場に会期中各1回のみ入場可能〉
一般=3,000円
学生(大学・高校・専門生)=2,000円
一般プチパスポート=1,500円
美術館「えき」KYOTOを除く3会場 / 1日のみ有効
主催
一般社団法人KYOTOGRAPHIE
共催:
京都市、京都市教育委員会
メインスポンサー:
ビー・エム・ダブリュー株式会社
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あて先 :loewy@jg8.so-net.ne.jp に
件名:アートニューズ ご意見・ご要望・ご感想
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アニエスベー フォトコレクション
amour,amours...dans ma collection de photographies agnès b.
撮影すべて 浦 典子
「KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭」は、世界屈指の文化都市・京都を舞台に開催される、日本でも数少ない国際的な写真祭だ。
今年で5回目を迎え、京都の春の「風物詩」といえる存在になって来た。
今までのKYOTOGRAPHIE京都国際写真祭については以下で記しているので参照されたし。
http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2015-05-04-1
https://art-news-jp.jimdo.com/2016/04/26/kyotographie-京都国際写真祭/
http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2016-04-27
今年の「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2017」の記事を書いたところ、読者のかたがたから、「アニエスベー フォトコレクション展」もまた別に紹介してほしいとのメッセージを多数受けたのだ。
https://art-news-jp.jimdo.com/2017/04/21/kyotographie/
http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2017-04-21
そこで、さっそく取材に伺った。
この展覧会は、「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2017」とのゴールデンウィーク特別共同企画として、美術館「えき」KYOTOにて行なわれているスペシャルエキジビション。
美術館「えき」KYOTOは、エッジの利いた展覧会が開催されることで定評がある。
2017年のテーマは、「LOVE」。
また、京都が一年でもっとも美しいこの春の季節に、約4週間にわたって開催されている。
KYOTOGRAPHIEは、ひとつの表現媒体であり、芸術的手法である「写真」への理解を深め、
その可能性を伝えることを目的としている。
このKYOTOGRAPHIEでは数々の教育プログラムを実施し、子供から大人、アマチュアからプロ写真家まで、写真を通して、芸術や建築、歴史文化などの関連分野にも造詣を深めていけるよう取り組みがなされている。
☆プログラム
写真を通じて「愛」を共有すること。
何が自分にできるかを各自が考え、実行する大変いい機会だ。
ぜひ、お見逃しなく。
☆会期
2017年 4月15日 土 – 5月14日 日
☆[チケット情報]
パスポー
美術館「えき」KYOTOを除く全会場に会期中各1回のみ入場可能〉
一般=3,000円
学生(大学・高校・専門生)=2,000円
一般プチパスポート=1,500円
美術館「えき」KYOTOを除く3会場 / 1日のみ有効
主催
一般社団法人KYOTOGRAPHIE
共催:
京都市、京都市教育委員会
メインスポンサー:
ビー・エム・ダブリュー株式会社
☆ご意見・ご要望・ご感想のお願い
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※人物名の表記は、敬称略。
※画像および記事の無断転載禁止
☆お知らせ
いつもご愛読下さいまして、まことにありがとうございます。
皆さまからのあたたかい励ましのメイル、大変ありがたくうれしく思っております。
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