FESTIVAL DIM 2016 イタリアと出逢う12月

 

FESTIVAL DIM 2016 イタリアと出逢う12月        

 

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ハイレベルなアーティスト達の公演で定評のある「イタリアと出逢う12月」の季節がやって来た。

 

“Dicembre In Musica” DIMは今年で3回目の開催。

 

2016年の今年、イタリアと日本は国交樹立150周年を迎えた。

 

以前にも増して内容の濃いDIMとなるであろう。

 

そのDIM 2016 DIMオープニングコンサートとして、「2016 日伊国交150周年記念コンサート イタリアの風 ~郷愁の旋律に出逢う~」が20161126() 19:00より、日本在住のイタリア人ヴァイオリニスト、マウロ・イウラート(Mauro Iurato)がコンサートマスターを務めるコンサートが開催され、聴衆を魅了した。

 

マウロ・イウラートは、イタリア総領事館 マルコ・ロンバルディ在大阪イタリア総領事(Marco LOMBARDI Consulate-General of Italy inOsaka)の私邸で行われたパーティーで、領事に紹介されてから注目して来たアーティストだ。

 

以下で記しているので参照されたし。

 

    http://art-news-jp.jimdo.com/2016/03/12/イタリアの情熱とウィーンの優美-ヴァイオリン名曲選-マウロ-イウラート-ヴァイオリン-リサイタル-mauro-iurato-violin-recital/

 

http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2015-11-24

 

http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2016-03-11

 

 

 

大阪 ザ・シンフォニーホールで行われたコンサートは、フェデリーコ・アゴスティーニ(Federico Agostini)を迎え、弦楽アンサンブル「 イ・ヴィルトゥオージ・ディ KOBE」をバックに素晴らしい音色を奏でた。

 

フェデリーコ・アゴスティーニは、世界のバロック音楽界における最も名高い楽団のひとつ「イ・ムジチ合奏団」(I  Musici)のコンサートマスターを務め、ソリストとして世界有数のホールでコンサートを行ない、ドイツ・トロッシンゲン音楽大学で教鞭をとった後、現在はアメリカ・インディアナ大学ブルーミン トン校の教授を務める、実力者だ。指導者としても定評があり、世界各地でマスタークラスを開催し世界各地の音楽祭に招聘されている。

 

ちなみに「イ・ムジチ合奏団」が奏でるアントニオ・ルーチョ・ヴィヴァルディ(Antonio Lucio Vivaldi)の『四季』の解釈は、現代のバロック音楽の指針ともなり、ヴィヴァルディの『四季』といえば、「イ・ムジチ合奏団」といわれるほどだ。

 

日本においては、6種の録音の合計で280万枚を売り上げている。特に3回目の録音は日本で初めてクラシック音楽でのミリオンセラーを記録。異例中の異例といわれるくらいだ。

 

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                         以下撮影 すべて 浦 典子

 

このコンサートでは、通奏低音をチェンバロで演奏されて大変優雅な雰囲気を醸し出していた。これは、イ・ムジチ合奏団などがチェンバロを採用し始めたため、今でこそ一般的であるが、作曲者ヴィヴァルディが協奏曲長として勤めていたときに手に入ったのは教会備え付けのポジティブ・オルガンであったといわれる。

 

しかしながら、このコンサートにおけるチェンバロの音色は、曲とマッチしており、素晴らしい演奏であった。マウロ・イウラートとフェデリーコ・アゴスティーニは息もぴったり。

 

マウロ・イウラート率いるイ・ヴィルトゥオージ・ディ KOBEは厚みのある演奏で、拍手喝さいを浴びていた。マウロ・イウラートのリーダーシップがよく表れた演奏であった。

 

2度のアンコールにも応え、観客は満足げであった。

 

 

 

[ヴァイオリン] フェデリーコ・アゴスティーニ

 

[弦楽アンサンブル] イ・ヴィルトゥオージ・ディ KOBE

 

 

 

☆プログラム:

 

ヴィヴァルディ:2つのヴァイオリンのための協奏曲 RV.522 「調和の霊感」より (ソロ:アゴスティーニ、イウラート)

 

ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集 「四季」 op.8 (ソロ:アゴスティーニ)

 

ロッシーニ:弦楽のためのソナタ 第3

 

レスピーギ:リュートのための古風な舞曲とアリア 第3組曲

 

 

 

料金 A 5,000円 B 4,000円 C 3,000

 

 

 

 

 

今年のFESTIVAL DIMは3つの演劇公演、ジャズ、展覧会が注目される。

 

このような催しが確実に形になって来たのもステファノ・フォッサーティ館長(Stefano Fossati)が就任してからだ。

 

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12月はイタリアに触れる月。どっぷりイタリア文化に浸ってみよう。

 

 

 

FESTIVAL DIM 2016 スケジュール

 

2016年12月02日 (金) 

 

大好きイタリアオペラ 『I love the Italian Opera』、R.クレスカ、G.P.フィウマーラ 

 

2016年12月03日 (土) プルチネッラ 「Le guarattelle di Pulcinella」、ジャンルーカ・ディ・マッテーオ 入場無料、要予約

 

2016年12月09日 (金) ピエーロ・デッレ・モーナケトリオ 

 

2016年12月 10日 (土) 浄瑠璃オペラ 「昔噺 人買太郎兵衛」 入場無料、要予約

 

2016年12月10日 (土) 創世記4:1 カインとアベル「わたしは弟の番人でしょうか?」 

 

2016年12月11日 (日) ドン・ジョヴァンニ ~甦った石の招客~ 

 

2016年12月16日 (金) モーツァルトは踊る、イタリアンオペラアリアコンサート 2016年12月17日 (土) ドキュメンタリー映画上映会 「Fukushima: A Nuclear Story」 入場無料、要予約

 

2016年12月17日 (土) フルートは踊る、ラッファエーレ・トレビザーニフルートリサイタル チケット

 

2016年12月18日 (日) Enrico RAVA meets Japanese Friends 

 

 

 

☆スパツィオ・アルテ

 

2016年 12月23日(金)〜 2017年1月4日(水)

 

「中井克巳:Aperture アペルトゥーレ」展

 

会場:くずはアートギャラリー、枚方市楠葉 くずはモール本館ハナノモール 3

 

中井克巳、画家・芸術家。

 

1927年大阪府枚方市に生まれる。2013年没する。

 

1953年から’59年まで独立美術展に出品する。1956年からは個展を開き、1958年に独立美術の若手7人による「鉄鶏会」を結成。このグループは抽象表現主義風の大作による展示などで注目を集める。6年間鉄鶏会展に出品をつづけながら1959年、第3回シェル美術賞3等賞、関西総合展で読売新聞社賞、’62年に第2回丸善美術賞佳作賞を受賞する。

 

1964年、1年間の予定で世界一周の旅に出発するがミラノに止どまる。翌年にはヴェネチア、カヴァッリーノ画廊にて個展が開催される。その後イタリアを中心にヨーロッパ各地と日本で精力的に個展を開く一方、1968年プレミオ・ピアツェッタ展1等賞、1970年第3回アンビツィオーニ・モデラーテ賞、’73年の第15回ミラノ・トリエンナーレ銀賞などを受賞する他、数多くの展覧会に出品している。主に二枚重ねの構造をもつその作品は表のパネルを開けると、花開くように鮮やかな色と形をくりひろげ、また立体化する。その独特の造形はイタリア美術界で高く評価された。

 

30年ほどミラノに在住し、1996年に再び枚方市のアトリエを拠点とする。2004年にはイタリア文化会館・京都で「Katsumi Nakaiaperto’ 展」が開かれた。

 

 

 

DIM ホームページ

 

http://dim-osaka.com/ja

 

 

 

☆ザ・シンフォニーホールホームページ

 

      http://www.symphonyhall.jp

 

☆マウロ・イウラート(Mauro Iurato)ホームページ

 

http://www.mauroiurato.com

 

http://www.mauroiurato.com/uniduo

 

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