神戸開港150年記念事業プレイベント
小磯 良平展
地元神戸出身の洋画家、小磯良平。
その卓抜したデッサンから生みだされた油画・パステル版画を紹介した展覧会が、そごう神戸店で開催されている。
筆者は、小磯良平の展覧会について記事を書いている。
以下などで紹介しているので参照されたし。
☆特別展 開館20周年記念 生誕110年「小磯良平の世界」
http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2012-12-14
☆生誕110年「小磯良平の世界」 あの《斉唱》、福山に来たる!
http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2013-02-18
☆特別展「自らを見つめる―画家と自画像」
http://artnews.blog.so-net.ne.jp/2013-03-21
そごう神戸店広報のかたは、数ある広報という職種についておられるかたの中でも特に優秀でしかも親切だ。彼女の仕事ぶりには、筆者はいつも頭が下がる思いだ。という
実は、筆者は出張から帰って来たばかりで、今、日本で行われている展覧会にリサーチがまだまだ不充分だ。
たまたま買い物にそごう神戸店に訪れたところ、小磯良平展の文字が・・・。
これはミスしたとあわててご連絡したところ、いつもの広報のかたは、不在だったが、他のスタッフのかたがたが、スムーズに対応して下さった。
この展覧会は、単なる鑑賞するだけではなく、購入することができる。
かつて鑑賞したことのある版画もあるが、今まで美術館の展覧会では見たことのない作品もあり、これが百貨店で行われる展覧会かと驚くほどの質の高い作品が並ぶ。
展覧会の担当者に話を伺ったところ、中でもこの展覧会で初めて公開される作品が、「家族」というタイトルの油絵の作品。
小磯良平のご遺族も驚かれたという。
このモデルは、小磯良平の令嬢とその夫。令嬢に抱かれ、乳を飲んでいるのが、そのお子さんだ。
ほのぼのとした温かみのある力作だ。小磯良平の優しいまなざしが感じ取れる。
この作品を見たことがあるかたは、かなり限られた人で、ほとんど公開されて来ていないまさに「幻の」作品。
この絵の来歴は秘密のベールに包まれているのだ。
筆者は、美術史のためには明かしていただきたいと一応、お願いはして来た。
この展覧会は、神戸開港150年記念事業プレイベントとして「特別」に開催されたもの。
これ以上できないというぎりぎりのところまで名品を集めた展覧会なので、日本中の店舗で巡回予定は一切ないし、不可能という。
16日の時点でもうすでに予算も達成しているくらい好調だが、「買わなくても全然構わないので、ぜひ、多くのかたに鑑賞していただければ幸いです。」
と何ともありがたい。
筆者は、買い物の後、上の階に上がって行ったが、その逆もありだろう。
これらの作品群を有した展覧会で、入場料は無料とは驚きだ。
展覧会企画者の心血を注いだ展覧会。
この三連休で行くべきところは決まった!
関西在住の特権、交通の便のよさを行使しよう。
また、他府県のかたもちょっと足を伸ばして神戸に行こう。
18日まで。お見逃しなく。
■2016年7月13日(水)〜18(月・祝)
■そごう神戸店本館9階=催会場
■午前10時〜午後7時30分
※各日午後8時閉場
※最終日のご入場は午後5時30分まで(午後6時閉場)
■入場料:無料
☆そごう神戸店
https://www.sogo-seibu.jp/kobe
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