特別展 須磨の歴史と文化展
―受け継がれる記憶―
初公開となる新発見の資料も満載!
神戸市立博物館において、「須磨」の地が育んできた歴史と文化を考察する展覧会が開催中だ。
須磨は、古来、山と海に囲まれた風光明媚な景勝の地であり、畿内の西の端に位置している。また、山陽道と瀬戸内航路の要衝の地として栄えた場所である。そして、歴史・文学の舞台として広く知れ、歴史的に成熟した文化的空間でもある。
十一面観音立像 鎌倉時代 須磨寺蔵 国指定重要文化財
両界曼荼羅 金剛界 鎌倉時代 妙法寺蔵 神戸市指定文化財
両界曼荼羅 胎蔵界 鎌倉時代 妙法寺蔵 神戸市指定文化財
この展覧会では、国宝1件・重要文化財7件(有形6件・無形民俗1件)を含む約150件の資料が展示されている。
九条袈裟(くじょうげさ) 月庵宗光料(げったんそうこうりょう)や弘法大師像(こうぼうだいしぞう)が初公開されるほか、京都府立総合資料館蔵の国宝東寺百合文書のうち、矢野荘学衆型方代官秀恵注進状も見逃せない。
九条袈裟 月庵宗光料 南北朝時代 禅昌寺蔵
弘法大師像 鎌倉時代 勝福寺蔵
虚構と現実、史実と物語の間を揺れ動いてきた須磨を見つめる大変貴重な展覧会だ。
☆構成
Ⅰ 営みと祈りの空間 ―伝来の文化財
Ⅱ 須磨をめぐるテクストとイメージ
Ⅲ 時を越え受け継がれる意思―須磨に生きる人々
Ⅳ 新しい風 ―保養地、別荘地としての須磨
須磨寺参詣曼荼羅 桃山時代 須磨寺蔵
源氏物語絵色紙帖 土佐光吉筆 桃山時代 京都国立博物館蔵 国指定重要文化財
敦盛絵巻 江戸時代初期 須磨寺蔵
住友家別邸外観 明治36年(1903)竣工 『野口博士建築図集』収載 大正9年(1920)刊
会場
神戸市立博物館
会期
平成28年(2016)2月6日(土曜)~3月21日(月曜・休) 39日間
開館時間
10時00分~17時00分(入館は16時30分まで)
休館日
月曜(ただし、3月21日(月曜・休)は開館)
チケット料金
一般 800(600)円
高校・大学生 550(400)円
小・中学生 300(150)円
※( )内は前売および20名以上の団体料金。
※65歳以上で「神戸市すこやかカード(老人福祉手帳)」持参の方は当日一般料金が半額。
※障がいのある方は身体障がい者手帳・療育手帳などの提示で無料。
※神戸市および隣接6市1町、淡路3市、鳴門市、徳島市の小中学生は、「のびのびパスポート」の提示により無料。
※小学生未満は無料。
主 催
神戸市立博物館、文化庁、神戸新聞社
後 援
NHK神戸放送局、サンテレビジョン、ラジオ関西、Kiss FM KOBE
協 賛
一般財団法人 みなと銀行文化振興財団
助 成
公益財団法人花王芸術・科学財団
特別協力
須磨観光協会
協 力
須磨区役所、山陽電気鉄道株式会社
☆ホームページ
http://www.city.kobe.lg.jp/culture/culture/institution/museum
☆展覧会担当学芸員による講演会
※いずれも14時~15時30分(13時30分開場 先着150名 於:当館地階講堂)
3月6日(日曜)『物語と風景の狭間 描かれた須磨』 / 学芸員 勝盛典子
3月13日(日曜)『虚と実の記憶 須磨の歴史と物語』 / 学芸係長 問屋真一
◆アフタヌーンレクチャー(学芸員による展覧会の見どころ解説)
会期中の毎週土曜 14時~14時30分(13時30分開場 先着150名 於:当館地階講堂)
☆同時開催の展覧会
企画展「四季山水図屏風重要文化財指定記念 太山寺(たいさんじ)展」
2月6日(土曜)~3月21日(月曜休)
平成28年(2016)に開山1300年を迎える太山寺。
狩野派の祖・狩野正信(かのうまさのぶ)が描いた典雅な四季山水図屏風が国指定重要文化財に指定されたことを記念して、同寺所蔵の名宝・30件(重要文化財7件を含む)を一挙に公開。
主 催:神戸市立博物館、神戸市教育委員会
☆読者プレゼント
10組20名様にご招待券 プレゼント
あて先 :loewy@jg8.so-net.ne.jp に
件名:展覧会名と会場名
本文:ご住所、お名前
をお書きの上どしどしご応募下さい。
締切:3月5日午前零時
発送をもって当選と代えさせていただきます。
☆ご意見・ご要望・ご感想のお願い
よりよいサイトづくりのため、読者の皆さまからのご意見を常時受け付けております。
あて先 :loewy@jg8.so-net.ne.jp に
件名:アートニューズ ご意見・ご要望・ご感想
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☆お知らせ
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