お水取り展

 

 

 

 

 

 

 

　奈良に春を呼ぶ行事とされる東大寺二月堂の「お水取り」。

 

正式には修二会（しゅにえ）といい、本尊・十一面観音に自らの過ちを観音に懺悔（さんげ）して除災招福を祈る、悔過（けか）という儀式が行われる。

 

その期間にあわせて開催される恒例の特別陳列が、奈良国立博物館で行なわれている。

 

　「お水取り」は東大寺の実忠和尚（じっちゅうかしょう）が天平勝宝4年（752）に創始した十一面観音悔過の行法（ぎょうほう）に始まるとされる。

 

それ以来、不退の行法として約1260年もの間、幾度かの危機を乗り越えながら、様々な人々によって支えられ、長い歴史を刻んで来た。

 

現在の修二会では、2月20日から月末までの前行（別火）、3月1日から15日までの本行を合わせ、約1ヶ月間にわたり様々な儀礼が行われる。

 

２０日に前行が始まったばかりで今年で１２６５回目を迎える。

 

この展覧会は、お水取りは単なる華やかな火祭りではなく、11人の練行衆（れんぎょうしゅう）が約1ヶ月にわたって祈り続ける行事であることを教えてくれている。

 

実際に用いられた法具、歴史と伝統を伝える絵画・文書・出土品などを展示している。

 

「お水取りが終われば春がくる」

 

観光だけでなく、ぜひ、奈良国立博物館を訪れて理解することをお勧めする。

 

 

 

会　期

 

平成28年2月6日(土)～平成28年3月14日(月)

 

会　場 奈良国立博物館　西新館

 

開館時間 午前9時30分～午後5時

 

※入館は閉館の30分前まで

 

観覧料金   一般 　　　大学生

 

個人 　　　　500円 　　250円

 

団体 　　　　400円 　　200円

 

 

 

※団体は20名以上。

 

※高校生以下および18歳未満の方、満70歳以上の方、　障がい者手帳をお持ちの方（介護者1名を含む）は無料。

 

※中学生以下の子どもと一緒に観覧される方は、団体料金適用。

 

［子どもといっしょ割引］

 

☆ホームページ

 

http://www.narahaku.go.jp/

 

 

 

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