Noism再演への挑戦 劇的舞踊『カルメン』
画像提供 Noism
2014 年にNoism 設立10 周年を記念して上演し、話題を呼んだ『カルメン』が早くも再演!
新たなキャスティングで劇場にあの熱気がよみがえる!
☆Noism とは?
りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館が舞踊部門芸術監督に金森穣を迎えたことにより、日本初の劇場専属舞踊団として2004年4月設立。
21世紀日本の劇場文化発展の一翼を担うべく、常にクリエイティブな活動を続けている国内唯一の公共劇場専属舞踊団。
ヨーロッパでは、国公立の劇場には専属オーケストラやバレエなどの舞踊団を抱えているのが普通で、芸術が保護されている。取材の対応も窓口が一つなので大変わかりやすく、芸術への造詣や理解が深いことを思い知らされるのだ。
片や日本では、このNoismのみ。
新潟は、一地方都市ながら芸術文化に力を入れているのだ。
筆者もそれに驚き、新潟地方の展覧会などの記事を多く記している。
また、当アートニューズの新潟地方の読者かたがたは、芸術に造詣が深く、記事に興味を持って下さっている。
土地柄かもしれないが、新潟の地に公共劇場専属舞踊団を有することは、大変誇らしいことだ。予算も大変だろうが、無駄なお金はまだまだあるはず。他の国公もぜひ、見習っていただきたいものだ。
2009年、モスクワ・チェーホフ国際演劇祭と共同制。
2011年にはサイトウ・キネン・フェスティバル松本制作のオペラ&バレエにカンパニーとして参加。
などなど活動の幅を広げている。
第8回朝日舞台芸術賞舞踊賞受賞。
Noismとして初めてゲスト俳優を迎え、メリメの原作小説をベースにオリジナルの物語舞踊として創作した『カルメン』。
“野性の女”カルメンと“理性の男”ホセを中心に、様々な運命に翻弄される登場人物を重層的に描き、「言葉以上に観客のイメージを喚起する」総合芸術として、各紙年間ベストテンに最も多く選ばれ、話題を呼んだ作品。
劇場専属舞踊団だからこそ可能な集団・時間・空間を駆使し、再演という挑戦となる『カルメン』。
舞踏家の鼓動も客席に伝わってくる迫力のある舞台だ。
お見逃しなく。
演出振付:金森穣
音楽:G.ビゼー《カルメン》オーケストラ版&組曲版&交響曲版より
衣裳:Eatable of Many Orders 家具:近藤正樹 映像:遠藤龍
出演:Noism1 & Noism2、奥野晃士(SPAC-静岡県舞台芸術センター)
新潟公演 2016年1月29日(金)~31日(日)
会場:りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 〈劇場〉
入場料(税込・全席指定):一般S席4000円 A席3000円
学生S席3200円 A席2400円
神奈川公演 2016年2月19日(金)19:00
20日(土)17:00
21日(日)15:00
会場:KAAT神奈川芸術劇場〈ホール〉
入場料(税込・全席指定):一律5500円
☆次回公演予定
劇的舞踊『ラ・バヤデール − 幻の国』
金森穣演出振付による劇的舞踊第3弾!
Noism1×Noism2
劇的舞踊『ラ・バヤデール – 幻の国』
演出:金森穣
脚本:平田オリザ
振付:Noism1
音楽:L.ミンクス《ラ・バヤデール》、笠松泰洋
空間:田根剛(DORELL.GHOTMEH.TANE / ARCHITECTS)
衣裳:宮前義之(ISSEY MIYAKE)
木工美術:近藤正樹
出演:Noism1 & Noism2
奥野晃士、貴島豪、たきいみき(SPAC − 静岡県舞台芸術センター)
日程・会場
新潟公演:2016/6/17(金)- 19(日)@りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館
神奈川公演:2016/7/1(金)- 3(日)@KAAT神奈川芸術劇場
兵庫公演:2016/7/8(金)- 9(土)@兵庫県立芸術文化センター
愛知公演:2016/7/16(土)@愛知県芸術劇場
静岡公演:2016/7/23(土)-24(日)@静岡芸術劇場
☆ご意見・ご要望・ご感想のお願い
よりよいサイトづくりのため、読者の皆さまからのご意見を常時受け付けております。
あて先 :loewy@jg8.so-net.ne.jp に
件名:アートニューズ ご意見・ご要望・ご感想
とお書きの上、ご意見・ご要望をお送り下さいませ。
お待ちいたしております。
☆お知らせ
いつもご愛読下さいまして、まことにありがとうございます。
皆さまからのあたたかい励ましのメイル、大変ありがたくうれしく思っております。
多くのかたからメイルをいただいておりますため、ご返信ができないこともございますが、何卒お許し下さいませ。
※人物名の表記は、敬称略。
※画像および記事の無断転載禁止